4 & 1 (CD)
商品番号: 8011570371058
詳細:カルテット・モーリスの演奏を生で見たことがある人は、彼らの顔や所作にそれを見ただろう。長く続く甘美さと怒りに満ちた加速、微笑みと静寂、オイリートミーと陶酔。陶酔は、すべてが変わってほしいという彼らの願いにしばしば伴ってきた。すべてが変わってほしいと願うとき、私たちは火を想起させる。バシュラールはエッセイの中で、炎は空想を想起させるあらゆるものの中でも、最も偉大なイメージ操作子のひとつであると書いている。炎は私たちに想像を強いるのだ。これはファウスト・ロミテッリがよく知っていた真実だ。弦楽四重奏とエレクトロニクスのための総合作品『炎の自然』(1991年)にまさに言及しながら、彼は明示的に架空の音階、言葉を使わず関係のみで言語を構成する極限に言及している。その関係の本質的要素は慣習的で抽象的なものであり、代数的および組み合わせ的プロセスによって実現されている。ファウスト・ロミテッリの追悼として捧げられた、マウロ・ランツァ作曲の「1987年マックス・ヘッドルーム放送事件」(2017年)は、“拡張”弦楽四重奏のための作品で、私たちが常に見ているものの向こうにあるもの、つまり、見ざるを得ない目と聴かざるを得ない耳、まさに干渉を賞賛する空想について深く考察しています。アンドレア・アゴスティーニは、四重奏と電子楽器のための「レーニョ、サッビア、ヴェトロ、チェネレ」(2009-10年)を考案しました。作曲家は、加算的かつ遅延的な合成法――作曲家自身が「非常に古い」と表現する手法――を用いるというアイデアを考案し、その後も決して放棄しなかった理想を追求しました。それは、音のディテールとアーティキュレーションをある程度制御しながら電子楽器を作曲し、非常に明確な音楽的決定論を目指したと言えるでしょう。シルヴィア・ボルゼッリは、弦楽四重奏とステレオサウンドトラックによる作品『Earwitness (familiar 2)』(2017年)で、深遠な解釈を探求しています。タイトルの「耳の目撃者」とは、エリアス・カネッティが、その名の由来となった奇妙な短編集の中で描いた人物です。
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