2017年リリース。メキシコの今は亡き電子音楽家オスカー・メンゼル(Airwavesという名でも知られる)は、その短い生涯でほんの一握りの録音しか残さなかった(29という別名義での1作を含む)。しかし、90年代半ばにリリースされた2枚のAirwavesのディスクは、無数の忘れ去られた単発の電子音楽プロジェクトや録音の広大な墓場に散らばる、数多くの未発見の宝石の一つとして今も輝いている。世界中のミュージシャンがシンセサイザーのバンクを起動させ、アンビエントというサブジャンルに独自の解釈をもたらそうとしていた時代にリリースされたメンゼルの宇宙的な創造物は、伝説的な存在(イーノ、タンジェリン・ドリーム、シュルツェ、ナムルック、その他多くのアーティスト)の素材を取り上げ、新鮮な絵の具で飾られた音のイーゼルを通してそれらを再文脈化した。その結果、「Biomechanical」の2部構成のきらめく祝祭、「A Little Twilight Moment」のゴージャスな星のきらめき、「Sunset Mists Distant Peaks」のスティーヴ・ローチ風の広大な広がりといった、まばゆいばかりに効果的な作品が生まれた。要するに、奇妙に馴染み深く、しかし依然として不気味なほど特定できないような音色や響きの探求であった。メンゼルの炎は短期間で燃え尽きたが、電子音楽愛好家は、彼の芸術が地球をさらに照らすために存在することを喜ぶことができる。 トラックリスト: Biomechanical 1 The Millennium Call Wild Eyes To The Sky Nyantaro Phosphorescent Green Gas Creeping Under The Door Sunset Mists Distant Peaks...