詳細:エクセルシオール!人は常に前進し、向上し続けるべきだというのは、古来からの教えです。まさにこの「Onwards And Downwards」は、スウェーデンのオカルトバンドAlastorによる、巧妙な戦いへの呼びかけであり、同時に昨今の集団的な暗い精神状態を反映しています。「前作『Slave To The Grave』が死についてだったとしたら、今作はむしろ狂気についてです」とギタリストのハンプス・サンデルは語ります。「アルバム全体を、一人の人間が徐々に狂気に陥っていく様子として捉えることもできます。終わりのない悪夢です。そして、今年明らかになったように、私たちを取り巻く世界の現状をも象徴しています。」
Alastorは、邪悪で堕落した者たちのためのヘヴィ・ドゥームロックだ。重く歪んだ闇に浸り、身震いし、甘い血の涙を流すようなオカルト的な恐怖に浸るこのバンドは、2021年、綿密に作り上げられた楽曲と、新ドラマーのジム・ノードストロームの強烈で緻密なエネルギーによって、新たな活力を得ている。「より焦点を絞ったアルバムだが、同時によりパーソナルで赤裸々だ。より生々しい感情と痛みが込められている」とハンプスは語る。バンドは、2017年のEP『Blood On Satan's Claw』以来ミキシングを手伝ってきたStudio Underjordのヨーナ・ハシネンの協力を得てアルバムをレコーディング。The Dahmersのクリストファー・カールソンもオーバーダブを手伝い、バンドに早い段階でデモ制作を促したことで、アルバムのより緻密でタイトな雰囲気に貢献した。