詳細:ヴェネツィア生まれのアントニオ・カルダーラは、18世紀初頭、ハプスブルク家のカール6世に副楽長として20年近く仕えました。彼の音楽的責務には、ウィーン宮廷オペラに新作をコンスタントに提供することも含まれていました。今回のプログラムは、ウィーン国立図書館におけるバス奏者アレクサンドル・バルドの広範な調査に基づいています。バルドは、カルダーラの声楽作品の手稿の中に、その技巧と表現力に感銘を受けたバスのアリアを何度も見つけました。そして、カルダーラがそれらのアリアを例外なく、当時宮廷楽団のメンバーで高名なバス奏者であったクリストフ・プラウンのために書いたものであることを発見しました。この録音では、アレクサンドル・バルドが、1717年から1736年にかけてカルダーラがプラウンのために作曲したアリアの選曲を披露します。