詳細: Capriccioが1982年にLPとテープを制作し始めた頃、最初に注目を集めたのは、ヘルベルト・ケーゲル指揮ドレスデン・フィルハーモニー管弦楽団との最初のデジタル・ベートーヴェン交響曲全集でした。その他にもいくつかの重要なプロジェクトが、このレーベルが質の高い音楽と演奏を提供するレーベルとしての評判を急速に確立する上で極めて重要でした。その中でも最も有名なのは、一度もカタログから外れることなく今日でも愛されているシャーンドル・ヴェーグとの録音です。その後、90年代半ばには、長らくフィリップス・レーベルの代名詞となっていたサー・ネヴィル・マリナーの録音があり、彼はアカデミー・オブ・セント・マーティン・イン・ザ・フィールズやシュトゥットガルト放送交響楽団と、Capriccioで幅広く録音しました。Capriccioから登場したモーツァルトの同時代人には、ジョセフ・マーティン・クラウス、フランソワ=ジョセフ・ゴセック、ヤン・ラディスラフ・ドゥセックなどがいます。これらの演奏は、コンチェルト・ケルンやCPEバッハ室内管弦楽団といった、カプリッチョが好んで演奏する古楽および古典派のオーケストラによって収録されています。このボックスセットには、古典派から20世紀まで、カプリッチョ・レーベルを代表するアンサンブル、オーケストラ、指揮者の作品が収録されています。2005年には、ギュルツェニヒ管弦楽団とドミトリ・キタエンコによるショスタコーヴィチ・チクルス全曲がカプリッチョ・レーベルからリリースされました。