詳細：ブリテン：チェロ独奏曲とチェロとピアノのための全曲、作曲：ベンジャミン・ブリテン、演奏：アレクサンダー・イヴァシュキン（チェロ）、アンドリュー・ゾリンスキー（ピアノ）、フォーマット：CD2枚組、「あなたの音楽は、まさに20世紀で最も傑出した作品の一つです。そして私にとって、それは偉大で強烈な印象の源です。できる限りたくさん書いてください。」（ショスタコーヴィチからブリテンへの手紙、1963年）このセットは、ベンジャミン・ブリテンの無伴奏チェロとピアノ伴奏チェロのための楽曲を初めて全曲収録したものです。これらの作品の多くは、伝説的なロシアのチェリスト、ムスティスラフ・ロストロポーヴィチのために作曲されました。ブリテンとロストロポーヴィチは親友であり、イギリスとロシアの両方で定期的にリサイタルを開催していました。ブリテンのチェロ作品は、ロストロポーヴィチとのこの繋がりから、特にロシア文化との揺るぎない親和性を示しており、ショスタコーヴィチのような著名な作曲家でさえ、ブリテンの音楽への称賛を繰り返し表明していると言えるでしょう。ブリテンの愛すべき無伴奏チェロ組曲は、チェロ奏者の技巧を劇的に表現する理想的な手段であり、特に第1組曲は、その卓越した技巧を存分に発揮するだけでなく、第2組曲の叙情的な第4楽章のように、美しく表現力豊かな瞬間も持ち合わせています。組曲におけるロシアの影響は、ブリテンがショスタコーヴィチの有名なDSCHモノグラムを用いていることや、第3組曲においてロシアの民謡への（謎めいてはいるものの、繊細な）言及をしていることからも明らかです。このコレクションには、組曲と同様に歴史的形式から多くのインスピレーションを得ているハ長調チェロ・ソナタ、作曲家がわずか13歳の時に作曲され、シューベルトの影響を受けた魅力的な作品である未発表イ長調ソナタの世界初録音、そしてブリテンの死のわずか数ヶ月前にスイスの指揮者パウル・ザッハーの生誕70周年を記念して作曲され、ロストロポーヴィチの委嘱により初演された興味深いテーマ「ザッハー」も収録されています。アレクサンダー・イヴァシュキンはロストロポーヴィチ自身から「驚異的なチェリスト」と評され、デイリー・テレグラフ紙からは「幅広い知識と推進力のあるエネルギー」を兼ね備えていると称賛されています。ブリテンのチェロ・ソナタでは、名ピアニストのアンドリュー・ゾリンスキーが彼の伴奏を務めます。イ長調ソナタの世界初録音は、イヴァシュキンとゾリンスキーが綿密な調査とブリテン＝ピアーズ財団との協力に基づいて作成した批評版を使用しています。生誕100周年記念の最終月に、ブリリアント・クラシックスは20世紀イギリスを代表する作曲家の一人、ベンジャミン・ブリテンへのトリビュート作品を発表します。ブリテンは、ロシアの偉大なチェリスト、ムストラフ・ロストロポーヴィチとの親交から、チェロのための傑作を創作しました。バッハの無伴奏組曲への20世紀的なトリビュートとも言える3つの無伴奏チェロ組曲と、情熱と生命力に満ちた、暗くドラマティックなチェロとピアノのためのソナタです。