詳細：ニューヨーク・フィルハーモニックの首席クラリネット奏者アンソニー・マッギルと、リンカーン・センター室内楽協会の常連ピアニスト、グロリア・チエンが、デュオとして商業録音デビューを果たします。このアルバムは、15年にわたる互いへの敬意と音楽的コラボレーションを通して大切にしてきた、ドイツ・ロマン派の初期および後期の傑作を収録しています。アーティストの言葉を借りれば、このプロジェクトは「美と友情の共有表現」を体現しています。ヨハネス・ブラームスとカール・マリア・フォン・ウェーバーは、当時を代表するクラリネット奏者のために作曲し、共演した熟練のピアニストでした。ブラームスのピアノソナタ第1番作品120は、二人の奏者によるテンポの速い緊迫感のある対話にスポットライトを当て、ピアノソナタ第2番ではクラリネットの全音域を探求しています。ウェーバーの「グランド・デュオ・コンチェルタント」は、「オーケストラなしの二重協奏曲」と評され、両楽器の卓越した技巧を披露しています。シカゴ交響楽団の新たなミード・コンポーザー・イン・レジデンスであるジェシー・モンゴメリーは、2020年に世界的なパンデミックへの対応として「平和」を作曲しました。マッギルとチエンは、クラリネットとピアノ版の世界初録音をお届けします。