詳細:オーストラリア出身のアンソニー・ロマニウクは、ニューヨークで古楽、チェンバロ、フォルテピアノを学び、即興演奏、インディーズ・ロック、エレクトロニック・ミュージックにも情熱を注いでいます。この多言語の音楽家は、ヴァイオリニストのパトリシア・コパチンスカヤ、ボーカル・アンサンブルのヴォックス・ルミニス、テノール歌手のレイノウド・ファン・メヘレン、チェリストのピーター・ウィスペルウェイと定期的にコラボレーションしています。初のソロ・アルバムでは、10年をかけて10世紀近くの音楽を探求し、チェンバロ、フォルテピアノ、ピアノ、フェンダー・ローズの4つの異なるキーボードで演奏することにしました。低い持続音（「ペダル・ポイント」として知られ、ドローンの後継）に魅了されたアンソニー・ロマニウク（タイトルは「ベルズ」）は、モーツァルトからクラムまで、古典派の正統派の境界を超えています。ラモー、バード、ベートーヴェン、ドビュッシー、パーセルを新たな光で発見させてくれる、音楽と感情の素晴らしい集大成です。バルトークの「ミクロコスモス」から、ジャズマンのようにハーモニーを奏でる魅惑的な中世の旋律へと移ります。フェンダー・ローズの繊細な音色のおかげで、バッハの音色は、チック・コリアの魔法のような「子供の歌」と並んで、全く違った響きに聞こえます。