詳細： Anxiousのセカンドアルバム『Bambi』が、Run For Cover Recordsより今冬リリース。コネチカット州フェアフィールド出身の5人組バンドにとって、ここ数年は目まぐるしい日々だった。デビューアルバム『Little Green House』のリリース以来、Bayside、Drug Church、The Wonder Yearsといったバンドとのツアーに精力的に参加し、他に時間を作る余裕はほとんどなかった。そんな日々のさなか、ボーカルのGrady Allenはホテルの一室で、携帯電話のメモに打ち込まれた「Bambi」という名前を偶然見つけた。「バンド名をBambiにするべきだった」と彼はバンドメンバーに打ち明けたという。その夜を境にBambiはバンドに残り、最終的には「もしも」という思いつきからAnxiousのセカンドアルバムのタイトルへと発展していった。 『Bambi』は、目覚ましい成長、深み、野心、そしてエネルギーに満ちたアルバムだ。思春期を終えたばかりの若者が抱える、解決不可能で避けられない問題を、切実で真摯な新たな形で共鳴させている。このアルバムは、北東部トライステート・ハードコアとエモの由緒ある系譜に深く根ざしながらも、Anxiousがこれまでほのめかす程度だった、ワイドスクリーンなオルタナティブロックのソングライティングをも完全に取り入れている。これは目的意識の表明であり、これまでの道のりとこれから目指す場所を折り合いをつけようとするバンドから生まれたアルバムだ。『Bambi』は、Anxiousがすべてを賭け、そしてこれまで以上に素晴らしい形でその境地に到達したサウンドだ。 Blink-182のセルフタイトルアルバムやJimmy Eat WorldのClarityといった「ビッグスウィング」なレコードにインスパイアされたAnxiousは、バンド本来の魅力を見失うことなく、バンドの再定義を目指しました。「Head & Spine」「Sunder」「Tell Me Why」といった曲は、Anxiousの進化の軌跡を如実に示しており、90年代ロックの歯切れの良いギターワーク、60年代風の重層的なハーモニー、そしてライブで聴くバンドの比類なきエネルギーを捉えた、鮮明でモダンなプロダクションが光ります。