詳細: 1980年代のプログレッシブ・ロックについて語る上で、アート・イン・アメリカに触れないわけにはいかないだろう。アメリカのバンドである彼らは、登場するやいなやアート・ロックシーンに新たな道を切り開き、そしてそのまま姿を消した。彼らのサウンドは、クラシック、シンフォニック、シンガーソングライター、ハードロック、ポップといった要素を融合させているが、ひねりが効いている。アート・イン・アメリカは、コンサート用ペダルハープをバンドの主要な構成要素としてフィーチャーした、知られている限り初のロックバンドなのだ。彼らのCBS/Pavillionからのファーストアルバム『Art in America』は、プログレッシブ・ロックの伝説であるエディ・オフォードがプロデュースした。イエスやエマーソン、レイク・アンド・パーマーといった象徴的なアーティストとの仕事で知られる彼こそが、アート・イン・アメリカのプロデュースに最もふさわしい人物であった。アルバムのタイトル曲「Art in America」のビデオは、MTVでヘビーローテーションされた。彼らはアルバムをサポートするために広範囲にツアーを行い、ヘッドライナーとして独自のショーを行うだけでなく、U2、キング・クリムゾン、ビル・ブラッフォード、ロキシー・ミュージックといったバンドの前座も務めた。故著名アーティスト、ヨアニスがデザインしたバンドの象のジャケットは、マイケル・オックスの著書「1000 Record Covers」で史上最高のアルバムカバーの一つとして称賛されている。バンドのニューアルバム『Rise』に合わせて、アート・イン・アメリカのセルフタイトルのファーストアルバムがCD形式で再発される。今回は、マスタリングエンジニアのヴィック・アネシーニによって、オリジナルのマスターテープから完全にリマスターされている。この再リリースには、「Won't It Be Strange」と「Insult The Fashion」という、これまでに未発表だった2曲のライブボーナストラックも収録されている。