詳細：ミシシッピ州出身のブルース界のレジェンド、アーサー・“ビッグ・ボーイ”・クラダップは「ロックンロールの父」とよく言われます。賛否は別として、もしアーサーが「That's All Right (Mama)」のオリジナル・バージョンを書き、録音していなかったら、同じミシシッピ州出身のエルヴィス・プレスリーのキャリアがこれほど華々しくスタートすることはなかったかもしれませんし、ロックンロールは全く異なる方向に進んでいたかもしれません。エルヴィスはキャリア初期にアーサーの曲を3曲録音しており、「My Baby Left Me」と「So Glad You're Mine」のオリジナル・バージョンも、アーサーのレコーディング・キャリア最初の12年間（1942年から1954年）の最高のアップテンポ・チューンを集めたこの輝かしいコレクションで聴くことができます。アーサーは12年間の大半をビッグセールス・アーティストとして過ごし、レコーディングしたものはすべてリリースされました。その中には、素晴らしいスロー・ブルースも数多く含まれていました。しかし、このジャスミン・レコードでは、かつてホンキートンクやジューク・ジョイントのダンスフロアを沸かせ、今もなお世界中のロックンロール・ウィークエンダーのフロアを埋め尽くすほどの名曲の数々に焦点を絞っています。アーサーは、常連ミュージシャンによる少人数のバンドと、彼自身のリズミカルで力強いエレキギターの演奏で、限られたCD収録時間には到底収まりきらないほどの名曲を生み出してきました。しかし、このジャスミン・レコードの選曲は、きっとファンを魅了するでしょう。一般的な意味でのロックンロールではないかもしれませんが、間違いなくロックンロールです！