詳細: Austereが帰ってきた。オーストラリア出身の彼らは3枚目のアルバムで帰ってきた。2009年にセカンドアルバム『To Lay like Old Ashes』をリリースした後、長い休眠状態にあった彼らと変わらず、簡潔で飾らないサウンドが印象的だ。『Corrosion of Hearts』と題された新曲は、Austereが堅固なブラックメタルの基盤から切り開いてきた道を忠実に再現している。ミッチェル・キーピンが織りなす、重層的で荒々しくも時に夢幻的なギターのタペストリーは、ティム・ヤトラスのエモーショナルなドラミングと相まって、さらに引き立てられている。ヤトラスはキーボードのスプラッシュとシネマティックなサウンドスケープも担当している。このオーストラリア出身のバンドらしく、彼らの楽曲は壮大なスケールの音楽的思考が曲がりくねりながら流れていくように展開していく。『Corrosion of Hearts』では、Austereのブラックメタルはより成熟し、明確な表現へと進化している。これは、2人のミュージシャンが活動休止中に他のバンドで活動していたことを考えれば当然と言えるだろう。デュオは、新曲を理想のサウンドへと仕上げるのに、これまで以上に時間を費やした。経験を積むほど、決意も強くなる。Austereは、マルチインストゥルメンタリスト兼シンガーのDesolate(別名Mitchell Keepin)によるソロプロジェクトから発展し、2005年にドラマー、キーボード奏者、ボーカリストのSorrow(別名Tim Yatras)とタッグを組んだ。オーストラリア出身のAustereは、デビューから数年間で瞬く間に多くのファンを獲得したが、2021年に活動を再開するまで、長期の活動休止を決断した。再始動の兆しとして、彼らはLupus Loungeより、初期の作品をまとめたアートブック『Towards the Great Unknown』をリリースした。再び燃え上がる情熱と明確なビジョンを胸に、Austereはついに待望の3枚目のフルアルバム『Corrosion of Hearts』をリリースする。美しくも誇り高く、陰鬱な、荒々しい黒い嵐がオーストラリアから吹き荒れる。