詳細:コレクションの中に、曲名が擦り切れてしまったメタルカセットテープがあったのを覚えていますか。たとえ無宗教の人でも、擦り切れてしまうのが怖くて、もう一度だけでも再生されますようにと祈ったものです。1989年のBarren CrossのState of Controlは、多くのメタルファンのコレクションにあったカセットテープです。StryperやGuardianと並んで、Barren Crossはキリスト教書店で音楽を購入しないメタルファンにも実際にアピールした数少ないバンドの一つでした。バンドの3枚目のリリースでは、彼らは再び歌詞の内容を広げ、人種差別や人間関係など、現実の問題を取り上げています。マイク・リーは、内なるブルース・ディッキンソンを呼び起こし、しゃがれた声と、高音とコーラスのみで見せるオペラティックなボーカルで、このボーカルパフォーマンスでより多様な表現を見せています。プロデューサーのジョンとディノ・エレファンテの影響はStateで大きく、バックグラウンドにさらにAORのピッチパーフェクトなコーラスを追加することで、このメロディアスなヘビーメタルアルバムに十分な商業的魅力を与えています。確かなのは、このアルバムには絶妙なリズムパート、素晴らしいソロ、そしてエリート・ヘヴィメタルに期待される全てが詰まっているということです。だからこそ、CMRトップ100クリスチャン・メタル・アルバムで32位にランクインしたのです。2020年Retroactive Recordsからの再発盤は、16ページのインサートと（ついに！）素晴らしいリマスター版を収録したコレクター垂涎の一枚です。さらに、ファンへの特別なプレゼントとして、この再発盤にはボーナストラック「Your Love Gives」と「Escape in the Night」が収録されています。State of Controlほどメタルシーンとメタル界に多大な影響を与えたアルバムはそう多くありません。ぜひお楽しみください！