詳細：グスタボ・ディアス＝ヘレスは、スペインを代表する作曲家兼ピアニストの一人です。ソロ作品からオペラまで、あらゆるジャンルの作品を手掛け、数々の名曲を世に送り出しています。数々の作品は、名門アンサンブルやオーケストラによって初演されています。第27回カナリア諸島音楽祭の委嘱作品「イマルシャ」は、シャルル・デュトワ指揮ロイヤル・フィルハーモニー管弦楽団によって初演されました。2018年には、初のオペラ「想像の家」が初演されました。このアルバムは、10年以上にわたる作曲活動の集大成です。カナリア諸島の音楽史においても類を見ない試みであるこのアルバムは、カナリア諸島の風景と自然の美しさを想起させる7つの交響詩（約2時間半）で構成されています。この連作群は、カナリア諸島の先住民グアンチェ族の太陽の女神マゲック（「輝きを生み出す者」）にちなんで名付けられました。それぞれの作品は、異なる島の特定の場所からインスピレーションを得ており、中には忘れ去られた物語を蘇らせる作品もあります。自然主義的な色調の絵画（海、風、荒々しい風景）は、連作群全体を通して一貫した特徴となっています。