詳細：当時、楽譜として読まれていなかった複雑な音楽の解釈、読解、分析には、どのようにアプローチすれば良いのでしょうか？パート譜に印刷され、個々のパートごとに書き記されたり、フォリオに伝承されたりした楽譜は、「読む」「歌う」「聴く」という行為において、すべてを捨て去らなければなりません。少なくとも過去数世紀においては、「合唱音楽」という概念、ひいては音楽の読解全般において、それが伝統となってきました。いわば、他の声部の動きを正確に把握することなく、各歌手は音楽の中を水平に漂っていたのです。「ビューティー・ファーム」は、今や異質となったルネサンス期のポリフォニーの世界への探求の旅へと出発します。アンサンブルは、ニコラ・ゴンベールのモテット19曲を、最新の批評版に基づいて録音しました。もちろん、その中には世界初録音のものもあります。