詳細： 30年以上のキャリアを持ち、衰退を拒むどころか新たな息吹を吹き込まれているジャンルで活躍するベネディクションが、彼らの最高傑作と言える「Scriptures」で帰ってきた。1989年に結成されたベネディクションは、すぐにドイツのアンダーグラウンド・メタル・レーベル、Nuclear Blast Recordsに迎えられ、現在もパートナーシップを結んでいる。「Scriptures」の核となるのは、ベネディクションが普及と完成に大きく貢献したサブジャンル、デスメタルに、パンクロックの怒りとアティテュードが融合したサウンドだ。ヘヴィメタルのパワートレインのリフは、このバンドの定番となっている。デイヴ・イングラムのアグレッシブなモンスターボーカルと、他のバンドとは一線を画すグルーヴ。それがベネディクションだ。いつものように、楽曲はスローでヘヴィなものからファストで激しいものまで、迫力満点の短いナンバーから壮大な傑作まで、多岐にわたる。作曲の基準に関してはベネディクションは型にはまった音楽を作らないが、聴いていると誰の音楽か疑うことはないだろう。それは明らかに意図的な祝福であり、決して変わることはありません。