詳細:驚くほど禅的な哲学で活気づけられた詩、歌、視覚芸術の饗宴、ギヨーム・ド・マショーの『運命の救済』は、悲嘆に暮れる恋人が希望の女神から、運命とその輪がもたらす浮き沈みに直面しても幸せでいる方法と忍耐の仕方について助言を受けるという物語です。マショーは14世紀ヨーロッパ最大の詩人であり作曲家でもありました。『運命の救済』は約4000行の物語詩、または短詩で、挿入された歌詞が音楽に付けられています。この『運命の救済』のコンサートプロダクションのライブ録音は、ブルー・ヘロンとレ・デリスという2つの優れたアメリカのアンサンブルのコラボレーションであり、『運命の救済』からのすべての楽曲に加え、ナレーションの代わりに恋人の感情や考えを表現し、希望の教えを歌詞の形で伝えるその他のモテット、歌、ダンスの選曲が含まれています。 4人の歌手に加え、中世の楽器（リコーダー、ドゥセーヌ、フィドル、リュート、ハープ、ハーディガーディ、パーカッション）による素晴らしいアンサンブルが演奏を彩ります。演奏は活気に満ち溢れ、歴史的演奏慣習の研究に基づいた深い洞察に満ちています。アルバムブックレットには、全文と翻訳、物語のあらすじ、そして1350年頃にマショーの監修のもとで制作された『ルメード』の初版写本を飾る、豪華な挿絵入りの絵のフルカラー複製が多数収録されています。