詳細:米国では廃盤。ベック、ボガート&アピスは、ギタリストのジェフ・ベック(元ヤードバーズ)、ベーシストのティム・ボガート、ドラマーのカーマイン・アピス(両者とも元バニラ・ファッジ、カクタス)からなる超強力トリオ。ジェフ・ベックはこのグループで、クリームやグランド・ファンク・レイルロードのような強力トリオを目指した。1973年の傑作デビュー・アルバムには、「Lady」、「Livin' Alone」、「Lose Myself With You」といった強烈なトラックや、スティーヴィー・ワンダーの「Superstition」の見事なカバーなどが収録されている。アルバムのハイライトのひとつは、ジェフ・ベックによる「Superstition」のカバー。トーキング・ブック・セッションでは、ゲスト・ギタリストのジェフ・ベックがオープニングのドラムビートを鳴らし、スティーヴィー・ワンダーが「演奏を続けろ」とジェフ・ベックがそれに合わせて即興演奏をしたところ、結果的に世界的大ヒットとなった。