詳細: 『Live in Aston 1977』は、ライブパフォーマンスへの尽きることのないエネルギーを持つ、唯一無二のバンドを全く新しい視点から捉えた作品だ。カンにとって厳しい時期にリリースされた。リリース直後の8枚目のスタジオアルバム『Saw Delight』は酷評され、後世の批評家は寛容ではあるものの、リリース時の批評は酷評された。この時期のライブパフォーマンスには、アルバムへの批判、つまり彼らの活動ペースの鈍化、あるいは少し倦怠感さえ感じさせるといった批判が反映されているだろうことは予想できたが、カンのライブはどの時代においても、常に変化に富んでいたという印象を改めて強固なものにしている。