詳細：デジタルリマスターと拡張エディション。ミーターズからクール・アンド・ザ・ギャングまで幅広い影響を受けたニューオーリンズ出身のチョコレート・ミルクは、1976年のセルフタイトル・セカンドアルバムでファンクの要素を存分に発揮した。アフリカ系アメリカ人音楽の歴史を深く語る上で、ニューオーリンズに触れずにはいられない。ニューオーリンズはジャズ発祥の地であるだけでなく、ソウル、ファンク、ザディコ、ブルースにとっても重要な都市だった。クレセント・シティは1950年代から60年代にかけて豊かなR&Bシーンを誇り、プロフェッサー・ロングヘア、ファッツ・ドミノ、ドクター・ジョン、アーマ・トーマス、ミーターズ、アーニー・K・ドゥー、リー・ドーシー、クリス・ケナー、ネヴィル・ブラザーズ、アーロン・ネヴィルといった表現力豊かなアーティストを輩出していた。ニューオーリンズを拠点とするファンクバンド、チョコレート・ミルクが1974年に結成された時、彼らは信じられないほど豊かな音楽の伝統を享受していたのだ。しかし、この再発盤が示すように、チョコレート・ミルクはニューオーリンズのR&Bシーンに型破りな要素をもたらし、クレセント・シティの仲間たちを模倣しようとはしなかった。ファンキータウングルーヴズによるチョコレート・ミルクの拡張版には、ボーナストラックとして「ガール・コーリン」、「セイ・ウォント・チャ」、「グランド・セフト」の7インチシングルバージョンが3曲収録されており、いずれもエネルギッシュなファンクグルーヴだ。