詳細:時折、2人のアーティストが出会い、単なる音楽コラボレーションの域を超えることがあります。ここに、その完璧な例があります。ノルウェー生まれ、スウェーデン在住の歌手兼作曲家のレベッカ・カリヨルドと、アメリカ生まれ、イタリア在住の詩人、ダンサー、マルチメディアアーティストのジェシカ・デスナーは、2000年代後半にブルックリンで偶然出会いました。すぐに意気投合した2人の友情と共通の芸術性から、15年経った今、2人のキャリアの中でも最も重要なプロジェクトの一つが生まれました。この出会いから、レベッカの熟練したソングライティングとジェシカの詩的で叙情的な才能を組み合わせた芸術的かつ音楽的なプロジェクト、Complete Mountain Almanacが誕生しました。CMAの構想は、まずレベッカの頭の中にありました。12の組曲で気候変動についてのアルバムを作曲し、1年の12か月と自然本来の治癒サイクルを表現するというものです。初期の執筆段階に入った頃、彼女はプロジェクトのビジュアル要素をジェシカに依頼しました。その後まもなく、ジェシカは乳がんと診断され、自身の創作活動が内なる癒しへと繋がり始めました。プロジェクトのアートワーク制作に加え、彼女は初の詩集『Complete Mountain Almanac』を執筆しました。レベッカの手に渡ったこれらの言葉は、すぐに楽曲の歌詞として定着し、この女性たちのコラボレーションとデビューアルバムにその名が付けられました。個人的な病気と治癒の経験、そして気候変動や自然の力強さへの取り組みといった経験が、二人のコラボレーションにおける実存的な共通点を見出しました。そして『Complete Mountain Almanac』は、彼女たちのありのままの姿、そして若返り、喜び、そして希望への頌歌として、その証として立ち現れています。