詳細:デイヴ・ホールのスライドギターが奏でる、高音の旋律が響き渡る瞬間から、オーストラリア出身の彼がアリゲーター・レコードから送り出す6枚目のアルバムは、まさに音のスリル満点だ。スチール弦にスチールパイプを乗せたような刺激的なサウンドは滅多にない。特に、ホールのシンガーソングライターとしての才能は、彼の情熱的な音楽性には及ばない。そして、ホールは他のほとんどのスライドギタリストよりも一歩抜きん出ている。10代の頃にスライドギターを習得していた頃、小指を骨折してしまい、左手の人差し指に持ち替えてフレットボードの真上を弾いていたのだ。小指の強さと柔軟性のおかげで、まるでステロイドを投与されたエルモア・ジェイムスのようなサウンドを奏でることができる。特に「Outside Looking In」でジェイムスの「It Hurts Me Too」を真似している時は、その印象が強い。意外なハイライトは、運命的な愛のバラード「Out of My Reach」だ。ホールは、切ない歌詞に乗せて優しくメロディーを歌い、美しく軽やかなアルペジオで支え、スライドは甘くスローなソロブレイクとフィルインのために温存している。アコースティックな「Nobody」は、控えめな締めくくりで、ホールがアンプリファイドでない状態でも優雅に演奏できること、そして轟音のような大音量で演奏できることを改めて証明している。もちろん、後者の表現は、このアルバムの爽快で躍動感あふれるパフォーマンスの大部分に当てはまる。 -テッド・ドロズドウスキー