詳細： デヴィッド・ボウイが1970年代に突入した画期的なアルバム『世界を売った男』のイギリスでのオリジナル盤発売から50周年。このアルバムは、後にボウイの代表作『ハンキー・ドリー』『ジギー・スターダスト』『アラジン・セイン』へと続く、ギタリスト、ミック・ロンソンとのコラボレーションの始まりとなっただけでなく、1980年代の『スケアリー・モンスターズ』まで続く、10年間に渡る欠かせないアルバムの幕開けとなった。 2020年に再発された『世界を売った男』では、アルバム当初のタイトル「メトロボリスト」が復活し、オリジナル・プロデューサーのトニー・ヴィスコンティによる新たなミックスが収録されている。ボウイの友人ジョージ・アンダーウッドの絵画にちなんで名付けられたアルバムのオープニング・トラックからタイトルを取った、新しい2枚組CDセット『ザ・ウィズ・オブ・ア・サークル』は、アルバムを補完する作品となっている。アルバム未収録のシングル曲、BBCイン・コンサートのセッション、テレビドラマの音楽、そしてヴィスコンティによる更なるリミックスなど、21曲が収録され、デヴィッドの1970年のレコーディングを締めくくり、ハンキー・ドリーへと繋がる初期のサウンドを披露している。