180グラム・ビニール盤 2018年スタンダード・エディション。2018年11月16日発売。 『アンビエント 1 (Music For Airports)』は、このジャンルの最古の作品ではないものの (イーノは、このジャンルを発明したとは主張していない)、明確に「アンビエント ミュージック」と名付けられた最初のアルバムである。 イーノは以前にも『イヴニング・スター』『ディスクリート・ミュージック』、そしてハロルド・バッドの『パビリオン・オブ・ドリームス』（彼自身がプロデュース）といったアルバムで、同様に静かで控えめな音楽を生み出してきたが、このアルバムはそれを一貫したコンセプトとして前面に押し出した最初の作品となった。1978年に執筆したこの短いエッセイの中で、彼はアンビエント・ミュージックについての説明と、それへの憧れを述べている。 イーノはケルン・ボン空港で数時間待ちながら、退屈な音響とそれが作り出す雰囲気に苛立ち、この「Music For Airports」のアイデアを思いついた。この録音は、サウンドインスタレーションとして連続再生できるように設計されており、空港ターミナルの緊張感と不安を和らげるという意図で、典型的な「缶詰音楽」にありがちな模倣的で馴染み深い要素を避けていた。 このアルバムにはロバート・ワイアットとレット・デイヴィスの曲が収録されている。 『アンビエント1（ミュージック・フォー・エアポート）』に続いて、ハロルド・バッドとブライアン・イーノによる『アンビエント2（ザ・プラトー・オブ・ミラー）』、そして同じくイーノがプロデュースしたララジの『アンビエント3（デイ・オブ・ラディアンス）』がリリースされた。 アンビエント1：空港の音楽