詳細：デル・カッシャーはよく知られた名前ではないかもしれませんが、彼の音楽はきっと耳にしたことがあるでしょう。かの有名なレッキング・クルーの一員として、彼は私たちの人生のサウンドトラックとなった数百ものレコーディングに参加してきました。ローレンス・ウェルクの演奏、フランク・ザッパの最初のデモの録音、エルヴィス・プレスリーのバックコーラス、そしてレス・ポールと共にギター製作も手がけました。ワウペダルやエコフォニックなど、数々の発明品はエレキギター演奏の発展に影響を与えました。1976年、カッシャーは1970年のソフトコアポルノ映画『キティとスタッドのパーティー』のリブランド作品『イタリアン・スタリオン』のサウンドトラックの作曲とレコーディングを依頼されました。この映画はシルベスター・スタローンが初めてスクリーンに登場した作品です。スタローン自身もこの映画を「ひどい」と評しましたが、『イタリアン・スタリオン』のサウンドトラックは音楽の傑作として独自の地位を築いています。デル・カッシャーは、レッキング・クルーのメンバーを含む最高のミュージシャンたちを招き入れ、70年代を代表するファンキーでグルーヴィーなレコードの一つを制作しました。それから40年以上経ち、ORGミュージックの協力を得て、デル・カッシャーはオリジナルのマスターテープを発掘し、レコード1枚分に相当する膨大な音源を集め、サウンドトラックとして初リリースしました。『イタリアン・スタリオン』は、RSD 2021限定でアナログレコードとして待望のデビューを果たします。