詳細: 『The Departing of a Dream, Vol. VII』は、ニューヨーク・アヴァンギャルドの二人の巨匠、ギタリストのローレン・コナーズとサックス/トランペット奏者のダニエル・カーターによるデビュー・コラボレーション作品です。ブルースとジャズの最もダークな領域から抽出された、美しくも物憂げなサウンドスケープが展開されます。コナーズは17年近くにわたり、『Departing』シリーズを通して、マイルス・デイヴィスの名曲「He Loved Him Madly」への瞑想を深め、消えゆく音楽への探求を深めてきました。二人はまさにそれを実現し、減衰していくトランペットのドローンと合唱のようなエレクトリック・ストリングスの音の背後に消えていきます。ジム・オルークがミックスとマスタリングを担当したこのアルバムは、遠く離れた黒い水晶の揺らめきのように終わりを迎えます。1970年代半ばから活動してきたカーターとコナーズは、昨年から共に演奏活動を開始しました。カーターは、様々なホルンやリード楽器を駆使する即興演奏の達人であり、ニューヨークの伝説的なエクスタティック/クリエイティブ・インプロヴィゼーション・グループ「アザー・ディメンションズ・イン・ミュージック&テスト」のメンバーとして、またサン・ラからヨ・ラ・テンゴまで、様々なアーティストの伴奏者として知られています。コナーズは1978年から、独自のギター即興演奏と作曲によるレコードを自主リリースし始めました。以来、アメリカのルーツ研究家でありグラミー賞受賞者のウィリアム・フェリスをはじめとする著名人から、象徴的なアヴァンギャルド・ブルースの先駆者として称賛されてきました。