詳細: 2022年リリース。リスナーにとって難解なパズルであるだけでなく、ベジャールにとっても『Labyrinthitis』は未知の領域を曲がりくねって進んでいく。2020年に大部分が作曲され、翌年の春にレコーディングされたこのアルバムでは、ベジャールと度々コラボレーションしているジョン・コリンズが、ダンスフロアのどこかに埋もれた神話的な遺物を探し求めている様子が色濃く表れており、「It Takes a Thief」のきらびやかな螺旋から、タイトル曲のBooks風のコラージュの至福まで、その探求は多岐にわたる。初期の曲のアイデアはディスコ、アート・オブ・ノイズ、ニュー・オーダーなどから生まれ、ベジャールとコリンズはこの度、この度は度を越した突飛さを主張した。「ジョンは50代、僕ももうすぐ50代になるけど、昔はクラブ通いだったんだ」とベジャールは笑う。「僕たちのスタイルはパンククラブだったかもしれないけど、アルバムの基準はディスコに忠実なものだったんだ」