詳細: 2014年リマスター版。『ハウ・マン・タイムズ・キャン・ウィー・セイ・グッバイ』は、伝説のソウルシンガー、ディオンヌ・ワーウィックの1983年作で、アリスタ・レーベルからの6枚目のアルバムです。今作では、プロデューサーにルーサー・ヴァンドロスを迎えています。「ゴット・ア・デート」と「アイ・ドゥ・イット・コーズ・アイ・ライク・イット」はどちらもポップス系の詰め込み曲ですが、このアルバムにはヴァンドロスの知られざる名曲の数々が素晴らしいアレンジで収録されています。心を打つタイトル曲はヴァンドロスとワーウィックのデュエットで、二人の歌声が見事に調和しています。優しい「ソー・アメイジング」と、繊細で感動的な「ホワット・キャン・ア・ミラクル・ドゥ」では、ワーウィックの包み込むような、しゃがれた歌声がヴァンドロス特有の豊かな空間に溶け込んでいます。また、マイケル・マクドナルドのA級の涙を誘う「アイ・キャン・レット・ゴー・ナウ」にも挑戦し、オリジナルよりも深い切なさと傷心を表現しています。同じように、「Will You Love Me Tomorrow」は、シュレルズをフィーチャーした思索的なバラードです。このアルバムには、ナット・アダレイ・ジュニアをはじめとする、ヴァンドロスを代表するプレイヤーたちが集結しています。キーボードには、ドラマーのヨギ・ホートン、ベーシストのマーカス・ミラー、そしてスキップ・アンダーソンによる感動的なシンセサイザーワークが光ります。ワーウィックとヴァンドロスのファンにとって、『How Many Times Can We Say Goodbye』は必聴の一枚です。