詳細： LPレコード。カナダの伝説的先駆的パンクバンドDOAによる2018年アルバム。バンド結成40周年を記念してリリース。DOAはパンクの基準を引き上げ、ハードコアの先駆者とも言える存在となった。荒削りながらも即興的なラインナップは、ハードコアのゴッドファーザー、ジョー・シットヘッド・キースリー（ギター、ボーカル）を筆頭に、パディ・ダディ（ドラム）とコークスクリュー（ベース）による熱狂的なリズムセクションが彼を支えている。『Fight Back』は、『War On 45』以来、バンドにとって最も革新的なアルバムとなる。キースリー自身のレーベル、サドン・デスからリリースされた本作は、痛烈かつタイムリーな作品。ありとあらゆる卑劣な人物や問題を鋭く切り取っている。アルバムは辛辣な「You Need an Ass Kickin' Right Now」で幕を開け、衝撃的な「Kill​​er Cops」へと突入、そしてストリートパンクの抵抗の真髄を体現したアンセミックな「Time To Fight Back」へと突き進む。バンドはタイムリーな「Gonna Set You Straight」を激しくも自然な軽快さで駆け抜け、辛辣な「Just Got Back From the USA」も同様だ。アルバムは「We Won't Drink This Piss」（粗悪な企業ビールはもうたくさんだ！）と「You Can't Stop Me」でユーモラスな展開を見せ、キースリーはスラップショットのコーチ、レジー・ダンロップというキャラクターを深く掘り下げる。おそらくは生まれ持った分身なのだろう。