詳細：デューク・エリントンは、バンドリーダーとして、そしてアメリカを代表する偉大な作曲家の一人として知られていましたが、ピアニストとしても同様に偉大で影響力のある人物でありながら、しばしば見過ごされてきました。今回初めてCDとデジタル配信でお届けするこのコンサートは、1960年代半ばのエリントンの最高傑作と言えるでしょう。ニューヨークのコロンビア大学で録音されたこの録音は、ほとんどがデュークのソロピアノによるものです。「Fleurette Africaine（Little African Flower）」や「Melancholia」といった傑作の数々に加え、1935年に録音された未発表ソロバージョン「Bird of Paradise」も収録されています。もちろん、いつものように、エリントンのヒット曲メドレーも収録されており、ベーシストのアーニー・シェパードとドラマーのサム・ウッドヤードがトリオに加わります。1964年のこのソロピアノコンサートは、「ピアニスト」の生演奏を聴くことがどれほど素晴らしい体験であるかを改めて実感させてくれます。