詳細: 2020年リリース。12年以上の歳月を経て、アインシュテュルツェンデ・ノイバウテン待望のニュー・スタジオ・アルバム『Alles In Allem』がついにリリースされます。このアルバムはバンドの真髄を体現しており、ブリクサ・バルゲルドを中心とした実験的なミュージシャン集団による40年にわたる継続的なサウンド研究の、また新たな予期せぬ扉を開くものです。このバンドは、他に類を見ない独自の音楽宇宙を創造することに成功しています。エッジの効いたサウンドと洗練された詩情を独自に組み合わせることで、独自のジャンルを築き上げています。中国の干支で独創性と多才さの象徴とされる子年にふさわしく、バンドは過去40年間の栄光に甘んじることなく、新たな音楽世界を築き上げていきます。その代わりに、彼らは好奇心旺盛に、未来に目を向け、無限の遊び心を持って、音の世界が生み出すあらゆるものを探求し続けています。1980年にベルリンで結成されたこのバンドのユニークなサウンドとテキストの風景は、Blixa Bargeld、NU Unruh、Alexander Hacke、Jochen Arbeit、そしてRudolph Moserが継続的に維持してきた時代を超越したものを明らかにしています。それでも、実験的な作曲アプローチ、40年以上にわたって開発された楽器、そして集合的な意見により、バンドはそれぞれの時代の中で驚くほど最先端に聞こえます。実際、その独自の音楽ブランドを通じて、アインシュテュルツェンデ・ノイバウテンは、初期のインダストリアルであれ、1990年代のドライビングなビートであれ、あるいは後年のより熟考された作品であれ、常に今この瞬間のあらゆる現れを支配しているようです。アルバム曲「Am Landwehrkanal」のヴァース「Wir hatten tausend Ideen / Und alle waren gut(僕たちには千のアイデアがあった / そしてどれも素晴らしかった)」は、バンド自身の自己紹介とも受け取れる。その集大成とも言える作品だ。アインシュテュルツェンデ・ノイバウテンにとって12年ぶりの通常スタジオアルバムとなる『Alles In Allem』は、カテゴライズを拒み、独自のジャンルを確立した比類なきバンドの姿を映し出している。