詳細:ヴァルター・カウフマン（1907-1984）は、千年帝国の建国とともに生計を立てる術を失い、新たな境地を模索せざるを得なかった芸術家の一人でした。フランツ・シュレーカーに師事した彼は、ボンベイの全インド放送局で12年間音楽監督を務め、また、当時発展途上だったインドの映画産業にサウンドトラックを提供しました。晩年はアメリカで教師兼作曲家として活躍しました。この録音はカウフマンのデビュー作であり、緻密に構成されながらも遊び心のある4つの作品が収録されています。中でも、彼の生き生きとした「インド交響曲」と「インドのミニチュア」は、今や名高い「エキゾチック」作品の仲間入りを果たすにふさわしい作品と言えるでしょう。このCDに収録されている作品はすべて初録音です。