詳細：エリーゼ・リーヴィの軽快なローレル・キャニオン風の音楽からは、彼女のソングライターとしての奥深さが窺い知れません。リーヴィ初のメジャー・ソロ作品『A Little Longer』では、10曲を通してノスタルジアとメランコリーを巧みに探求し、穏やかな海の波のようにリスナーを包み込みます。まさにこのアルバムのサウンドは、南カリフォルニア・サウンドがFMラジオを席巻していた時代を彷彿とさせます。現在ルイジアナ州ラファイエット在住のリーヴィは、この楽曲集をボストンとニューヨークに住んでいた頃に作曲しました。しかし、カリフォルニア中部の海岸で育ったことが、リーヴィのソングライティングの基盤となっていることは明らかです。ロビン・マクミランによる1970年代半ばの豊かなプロダクションは、「Cigarettes and Coffee」のホーンセクションや「I Have Been Trying」のペダルスチールに見事に反映されています。 「Please Don't Ask Me To Be Friends」や「I Won't Be Dreaming Anymore」といった曲では、モータウンからビーチ・ボーイズまで、あらゆるジャンルの音楽に言及する、広がりのあるボーカルハーモニーが際立っています。アルバム全体を通して聴くと、驚くほどまとまりがあり、トーンとライティングの巧みさが際立っています。この若きアーティストが、ソングライティングの巨匠として登場したことを、ぜひ注目してください。