詳細:ユークリッドによるこの超レアなハードロックアルバムは、フライング・ダッチマン・レーベルの真の驚きの一つであり、1970年にアムステルダムの子会社からリリースされました。プレスリリースでは「ゲイリー・リーヴィットとユークリッドを見た人は皆、衝撃を受けた」と謳われていましたが、このアルバムは発売後もレコードラックにしっかりと置かれ、現在では300ポンド以上の高値で取引されています。4人組のバンドはマサチューセッツ州ハベリル出身ですが、ベーシストのハロルド・ペリーノだけが同地出身です。リードギタリストのラルフ・マッツォタと、ゲイリーとジェイのリーヴィット兄弟はメイン州出身です。バンドの原動力となったのはゲイリー・リーヴィットで、彼はほとんどの楽曲を作曲し、ギターを演奏し、ジャケットには「リーダー」と記されています。4人全員がガレージバンドやサイケデリックバンドでの経験があり、そのルーツに加え、ジミ・ヘンドリックス、エリック・クラプトン、ジミー・ペイジへの深い愛情が、この初期のハードロック作品に色濃く反映されています。ボビー・ハーンがプロデュースし、レス・ポール・ジュニアがミックスを手掛けたこのアルバムは、猛烈な爆音を響かせます。タイトルの通り、まさにその通り!3パート構成のオープニングトラック「Curtains Of Night」をはじめ、リーヴィットが手掛けた「Bye Bye Baby」「97 Days」「She's Gone」といった楽曲を聴いてみてください。何より重要なのは、プレイヤー同士のタイトな掛け合い、特に「Lazy Livin'」などのリズムセクションが際立っていることです。ローリング・ストーンズによって有名になった「It's All Over Now」の厳選されたカバーや、スペンサー・デイヴィス・グループの「Gimme Some Lovin'」の素晴らしいテイクも収録されています。1970年以来、レコード盤で公式に再発されたことがない「Heavy Equipment」は、長年にわたり海賊版が数多く出回ってきました。だからこそ、オリジナルテープからリマスターされたこのアルバムは、世界中のロックファンにとって必携の一枚と言えるでしょう。