詳細： 『III Sides To Every Story』で、エクストリームは自らの影響とルーツを掘り下げ、ハイコンセプトな3部作アルバム「Yours, Mine and the Truth」を制作しました。20世紀後半を代表する才能溢れるロックバンドの一つ、エクストリームは、当時最も多様性に富んだロックアルバムを数多く制作しました。ギターを主体としたハードロックに、ファンク、メタル、ラウンジ調のクルーニング、プログレッシブ・ロックの要素、そして「Cupid's Dead」ではラップまで取り入れたこのアルバムは、ありきたりで型破りな作品とは程遠いものでした。ヌーノ・ベッテンコートのギターの魔術とゲイリー・シェローンのダイナミクス溢れるボーカルは、パット・バジャー（ベース）とポール・ギアリー（ドラム）のリズムセクションと完璧なコンビネーションを奏でました。『III Sides To Every Story』は、今聴いても90年代に録音されたとは思えない、異色のアルバムの一つです。