詳細： 4枚組CD。ファンダンゴは1976年に結成。ボーカルのジョー・リン・ターナーがギタリストのリック・ブレイクモア、ベーシストのボブ・ダニルズ、そしてドラムのエイブ・スペラーと出会い、キーボード奏者のデニー・ラルーとタッグを組んで多作な楽曲制作をスタートさせた。ニュージャージー、ニューヨーク、コネチカットの3州にまたがる地元のクラブで演奏中にRCAレコードに見出され、このシーンはTwisted Sisterを世に送り出した。1977年10月から1980年3月にかけて、ファンダンゴはRCAから『Fandango』『Last Kiss』『One Night Stand』『Cadillac』という4枚の傑作アルバムをリリースした。ジョー・リン・ターナーの公式バイオグラフィーによると、ファンダンゴは「R&B、ポップ、カントリー、ジャズ、メロディックロックを折衷的にミックスしたバンド」だったという。オールマン・ブラザーズ、マーシャル・タッカー・バンド、ビーチ・ボーイズ、ビリー・ジョエルなど、錚々たるアーティストのオープニングを務めたにもかかわらず、ファンダンゴは全米チャートで目立った活躍は見せなかった。4枚目にして最後のアルバムとなったこのアルバムのリリース直後、ジョー・リン・ターナーはリッチー・ブラックモアからレインボーへの参加を誘われ、1981年のアルバム『ディフィカルト・トゥ・キュア』に参加した。この4枚組CDには、「ラスト・キス」「レイト・ナイツ」「ブレイム・イット・オン・ザ・ナイト」のモノラル・ラジオ・バージョンも収録されている。ブックレットには、クラシック・ロック誌のマルコム・ドームによる、ジョー・リン・ターナーへの最新インタビューに基づいたエッセイが掲載されている。