室内楽アンサンブルが25年間同じ編成を維持できるとすれば、それは何か正しいことをしているに違いない。フォーレ・クァルテットはまさにそれを実践していると言えるだろう。世界を代表するピアノ四重奏団として、4人の奏者は室内楽の頂点に立ち、世界の主要な会場をツアーし、レコーディングで音楽の境界を打ち破っている。彼らのアルバム『ポップ・ソングス』に続き、2018年にはムソルグスキーの『展覧会の絵』とラフマニノフの『音の絵』をリリースしたが、これらはこれまでこれほど感動的に演奏されたことはなかった。結成25周年を記念して、クァルテットは、録音されるべき時が来るのが遅すぎたとも、完璧なタイミングだとも言える作曲家、ガブリエル・フォーレに焦点を当てる。フォーレ・クァルテットは、自己探求と作品の基礎を築いた時期を懐かしく思い出している。クァルテットは、独立した成熟という贅沢を享受し、固定された楽器編成という明白な欠点を長所に変えることに成功した。それは、ピアニストを招き入れるトリオでもなければ、ヴァイオリン奏者の一人が一時的に離脱する弦楽四重奏団でもない。また、鍵盤の音色を数人の弦楽器奏者で補強するピアノソリストでもない。それは、その特異性において自身を真剣に捉え、長期間にわたって互いに支え合える4人の個性豊かな奏者の資質から恩恵を受けているアンサンブルであり続けている。そして、単なる解釈から実際の体現へと導く見えない境界線を越える地点に達するまで、同じことを繰り返し練習することを怠らない謙虚なチームなのである。 UPC: 885470014227レーベル: Berlin Classics発売日: 2021年1月1日フォーマット: CD