フリークエンシー・ドリフト - レターズ・トゥ・マロ(レコード)

フリークエンシー・ドリフト - レターズ・トゥ・マロ(レコード)

商品番号: 4046661561616

通常価格 $30.99


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詳細: 2枚組LPプレス。2018年発売。Letters to Maroの前作『Last』は、依然としてヘビーなギターサウンドが強く印象に残っていました。しかし、バイロイトを拠点とするこのバンドは、新作では、サウンドデザインにおけるリズムの洗練と革新性に焦点を当て、人々の想像力にさらに生き生きとしたイメージを届けています。こうした状況下において、お馴染みのキャッチーなボーカルアレンジは、驚くほど聴きやすいサウンドを生み出しています。これは特に、Frequency Driftの芸術的成果において、複雑さがかなりの割合を占めていることを考えると、印象的です。そして、今作は以前よりもさらにその傾向が強まっています。アルバムごとに非常にユニークなサウンドを生み出すという姿勢を継続するため、バンドはタイトなアレンジと型破りな楽器の積極的な使用を深めています。特に、エレクトロニックハープが再び作品の中心に据えられています。こうして、彼らは『Last』のヘビーなギターサウンドを離れ、『Letters to Maro』ではより透明感のあるエレクトロニックなアプローチを見せています。こうして楽曲は必要な息吹を得る余地を得て、持ち前のメランコリックさと軽やかさを、極めて精密な明瞭さで展開していく。Frequency Driftは、かつてないほどリズムの多様性に富み、楽曲にこれほどのエネルギーとハートが込められている。このコンセプトの歌詞面を担ったのは、新加入のシンガー、イリーニ・アレクシアだ。彼女は、歌声だけでなく、作詞スタイルにも、感情豊かな雄弁さを駆使している。楽曲は、ゆるやかに繋がる独立した手紙として構想され、イリーニは、青春時代を過ごした大都市に戻っても、快楽主義や平凡さの追求だけでは、喪失の亡霊をすべて消し去ることはできないと悟らざるを得ない人物の物語を綴っている。メランコリーにどっぷり浸かるのも容易いだろうが、楽曲の膨大な感情表現にもかかわらず、随所にさりげないウィンクが、軽やかさと安らぎを与えている。

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