詳細:ブラック・サバスの創設メンバーであるギーザー・バトラーが、彼の象徴的な3枚のソロ・アルバムから選りすぐりのトラックを初めて発表します。Plastic Planetはもともと1995年にg/z/r名義でリリースされ、カリフォルニアのインダストリアル/グルーヴ・メタルの先駆者、フィア・ファクトリーのバートン・C・ベルをヴォーカルに迎え、90年代メタルの傑作とされています。このアルバムはギーザーのルーツであるドゥーミーなブルース・ロックと、90年代にこのジャンルを前進させる重要な要素であったインダストリアルに影響を受けたメタル・サウンドが完璧に融合しています。1997年にBlack Scienceで復帰し、今度はギーザー名義で最初にリリースされたこのアルバムでは、バトラーは再びドラマーのディーン・カストロノーヴォとギタリストのペドロ・ハウズと共演し、Plastic Planetと同様に、バトラーとポール・ノースフィールド（ラッシュ、アリス・クーパー、スイサイダル・テンデンシーズ、ドリーム・シアターなど）がプロデュースしました。今回はフィア・ファクトリーの仕事でベルはボーカルを担当できなかったが、当時全く無名だったクラーク・ブラウンがその穴を埋めて余りある活躍を見せ、アルバムのハイエネルギーでヘビーなパワー・グルーヴに見事にパワフルなボーカルを乗せた。2005年の『オームワーク』では、前10年間のインダストリアル・メタルの影響は消え失せたが、バトラーは過去に頼ることを頑なに拒み、当時のロック界で起こっていたあらゆるものから影響を受けながら、すべてを現代風にアレンジした。ペダルメタルの「Aural Sects」から、壮大なネオ・サイケデリックな「I Believe」まで、『オームワーク』はギーザーのソロ・アルバム三部作の締めくくりにふさわしい作品だった。