クラム - アママ (ビニールレコード)

クラム - アママ (ビニールレコード)

商品番号: 617308071542

通常価格 $25.99


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ニューヨーク出身のサイケポップバンド、Crumbが、これまでで最も気楽でオープンなアルバム『AMAMA』で帰ってきた。遊び心とパッチワークのような実験性に満ちたサウンドスケープ ― グリッチなピッチシフトボーカル、携帯電話の録音、航海の音、サックスのマウスピースソロ、ブラストドラムサンプル、そしてシリーパティで湿らせたピアノストリングス ― AMAMAは、2021年の『Ice Melt』、2019年の『Jinx』、そしてブレイクアウトEP『Locket』と『Crumb』へと続く、バンドのヒプノティックなサウンドをさらに深め、一貫性のあるラインを築いている。AMAMAは、間違いなくCrumb ― シンガー兼マルチインストゥルメンタリストのLila Ramani、キーボード兼サックス奏者のBri Aronow、ベーシストのJesse Brotter、そしてドラマーのJonathan Gilad ― の最も活気に満ちた姿である。 ラマニの詩的に抽象的でありながら、時に率直に告白するようなソングライティングに支えられた『AMAMA』は、クラムのツアー時代における奇妙な出会いを厳選し、10年近く活動を続けてきたグループの目まぐるしい軌跡を辿る。「Crushxd」は、ツアーバンのタイヤに押しつぶされた亀への恍惚としたレクイエム。「(Alone in) Brussels」では、遠く離れた街で強い孤独を強いられているラマニ。「The Bug」では、薄汚いモーテルのピットストップで、生き物に噛まれたことが忘れられない感覚に襲われる。「いつも頭から離れない/ずっと頭から離れない」と、夜の街を彷徨いながら、ラマニは忍び寄るグルーヴに乗せて繰り返し歌う。 「Side by Side」は、おそらく『AMAMA』の中で最も率直な曲と言えるだろう。熱狂的なパーカッションと、方向感覚を失わせるような重層的なシンセサイザーが、ラマニを包み込み、彼女がこれまで歩んできた道程で払ってきた個人的な犠牲を想起させる。束の間の休息や困難な出会いを探求しながらも、『AMAMA』はクラムの最も脆く繊細な、有機的な繋がりを求める探求を体現している。「家こそが、私が求め、必要とするもの」と、ラマニは明晰なオープニングトラック「From Outside a Window Sill」で歌う。この曲は、ラマニが育ったブルックリンのゴーワヌスで、ガチョウの群れが橋を渡る様子を捉えた警察無線のスキャンをサンプリングしている。タイトルトラック「AMAMA」は、ラマニの祖母であり、彼女と同名の人物への明るく希望に満ちたオマージュであり、オープニングサンプルではマラヤーラム語で歌われる。言語と場所によって隔てられたライラとリーラの二人の声が、まるで途切れ途切れの長距離電話のように絡み合い、クラムのレパートリーの中でも最もストレートなラブソングとなっている。歪んだインダストリアルサウンドに満ちたアルバムのクローサー「XXX」で、私たちはついに安息の地を見つける。二人の恋人が共有する家、安全な場所。最後の瞬間、ラマニは問いかける。「これ以上ないほど素晴らしいことはないだろうか?」 AMAMAはサイケデリック、ポップ、ジャズ、ロックの交差点に位置し、クラムを唯一無二のバンドとして確固たる地位へと押し上げた。クラム・レコードから自主リリースされ、ロサンゼルスでジョンスコット・サンフォードとジョナサン・ラドと共にプロデュースされたAMAMAは、激動の放浪生活の中で、確固たる基盤、繋がり、そして明晰さを探し求める熱烈なメッセージである。

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