詳細:メルボルン出身のステファン・ブレアとリアム・パーソンズによるデュオ、グッド・モーニングは、ルールを破る存在だ。セクシーで派手な意味ではなく、むしろカジュアルで諦めたような意味合いだ。偶然にも、そして偶発的にも、ルールを破る存在だ。彼らはまず友人であり、バンドは二の次、ビジネスは三の次。しばしば彼らの役割を無視し、そしてしばしば自らを犠牲にして。音楽業界の策略がジグザグに動くたびに、グッド・モーニングもジグザグに動いてきた。
2019年後半、『The Option』と『Basketball Breakups』のリリース後、長期にわたるアメリカツアーが迫る中、グッド・モーニングは原点に立ち返り、2014年の『Shawcross』、2016年の『Glory』で行ったように、再びデュオとしてレコーディングすることを決意した。その年を通して、彼らはコリングウッドのスタジオで数多くの曲のデモを制作し、毎週火曜日に集まっていつものように作曲とレコーディングを行った。11月、アメリカツアーの幕を閉じると、2人はシカゴへと移動し、ウィルコの名門スタジオ、ザ・ロフトで、専属エンジニアのトム・シックと共に、蓄積してきたデモを本格的にレコーディングした。
『Barnyard』は静かに画期的な作品であり、Good Morningの歴史におけるマイルストーンであると同時に、バンドの作品の中で最も瞑想的な作品でもあり、思慮深く、注意深く喚起される。『Barnyard』は世俗的な状況に倦み、漠然とした、焦点の定まらない感覚で物事を憂慮している。言い換えれば、私たち皆と同じように、現状への苛立ちと、社会に蔓延する多くの問題を誰も解決できないという無力感に苛まれているのだ。
適度に暗い雰囲気を漂わせながらも、これらの曲はGood Morningの最もキャッチーで個性的なプロダクションを特徴としている。「Depends On What I Know」の軽快なグルーヴとゆったりとしたハーモニーは、フラストレーションに満ちた歌詞とは裏腹に、力強く力強い「Country」の力強い推進力は、よりシンプルで気楽な生き方への回帰を訴えながらも健在だ。思慮深く、メロディアスで、そして独特な世界観を持つBarnyardは、Good Morningの魅力をすべて備えている。今回は、余分なものを削ぎ落とし、エッジを鋭くし、未解決の問題を解決し、すべてがうまく整っている。