詳細:スウェーデンのヘヴィロックバンド、Greenleafは、9枚目のフルアルバム『The Head & The Habit』で、長きにわたる進化の頂点を極めた。25年以上にわたりヨーロッパのストーナーロックシーンのパイオニアであり、その中心人物として君臨してきたギタリスト、Tommi Holappaの音楽的な筆致と研ぎ澄まされた技巧が、このアルバムを通して鮮やかに輝きを放っている。さらに、クラシック音楽の訓練を受けたシンガー、Arvid HällagardのボーカルがGreenleafのサウンドにもたらすソウルフルさ、直感的なメロディーセンス、そして深みのあるキャラクターが、このアルバムのサウンドを完璧に引き立てている。ワールドクラスのボーカルラインと、エレクトリック・ファズが生み出す重厚なリフに加え、Greenleafは『The Head & The Habit』のテーマにも深い考察を注ぎ込み、その歌詞は、ありきたりな表現に終始しがちなこのジャンルの枠をはるかに超えるものとなっている。アルバムタイトルが示唆するように、新曲は感情的な葛藤や精神疾患を巡る象徴的な短編小説を思わせる。ボーカリスト自身が書いた歌詞は、薬物乱用や精神疾患に苦しむ人々と活動するハラガードの実体験を反映している。ヘビーロック愛好家のグリーンリーフは、元々はDOZER、LOWRIDER、DEMON CLEANERといった有名バンドで活動していた友人たちによる非公式プロジェクトとして結成された。スウェーデン出身の彼らは、70年代ハードロックとプロトメタルへの共通の愛を、メインバンドの期待やプレッシャーから解放された状態で表現したいと考えていた。グリーンリーフは純粋に楽しみのために活動するつもりだったが、キャッチーな曲を作る純粋な喜びから、その楽曲をレコーディングしてほしいという声が上がり、最終的に2000年にセルフタイトルのデビューEPをリリース。そのわずか1年後には、初のフルアルバム「Revolution Rock」がリリースされた。オンオフの関係から完全な恋愛へと変化を遂げ、長年のメンバー構成の入れ替えが終わり、グリーンリーフは新たな焦点と安定感を、新ボーカリスト、アルヴィド・ヘラガードを迎えた5枚目のアルバム「Trails & Passes」(2014年)で頂点に押し上げた。この節目は、バンドの新たな局面の始まりでもあった。「The Head & The Habit」で、グリーンリーフは過去の成功への意識と成熟した職人技を融合させ、これまで以上に強く、激しく、そして的確にロックする自信を見せつけた。スウェーデン出身の彼らは、雷鳴のようなリフ、魅惑的でソウルフルなボーカル、熱狂的なリズム、そして力強いアタックを融合させ、耳に残る、きらめくハードロック・アンセムを創り上げている。