詳細：デビュー・フルアルバム『Wake UP!』で、ヘイゼル・イングリッシュは、以前の作品で主流だった、かすんだリバーブを多用したプロダクションスタイルを一新し、60年代後半のクラシック・ポップ・レコードを彷彿とさせるサウンドへと進化を遂げました。しかし、劇的な変化はプロダクションだけではありません。サンフランシスコからロサンゼルスへ拠点を移し、プロデューサーのジャスティン・ライゼン（スカイ・フェレイラ、チャーリー・エックスシーエックス、エンジェル・オルセン）とのコラボレーションを模索したことで、後に『Wake UP!』となる楽曲群に、洗練されたポップ・ミュージックの職人技がもたらされました。 「Shaking」「Off My Mind」「Five and Dime」といった曲では、時代を超越したポップなフックと中毒性のあるメロディーで、イングリッシュの研ぎ澄まされたソングライティングセンスが存分に発揮されている。『Wake UP!』は現代社会を皮肉と批評の眼差しで見つめ、2020年のハイライトの一つとなることは間違いないだろう。