詳細: 2020年リリース。オランダのバンド、ザ・ホームシックによるセカンドアルバムであり、サブポップからの最初のアルバムとなる『The Big Exercise』では、ライブユニットとしての核となるケミストリーを鋭く問い直し、角張ったポストパンクの演奏にピアノ、アコースティックギター、パーカッション、そしてクラリネットといったバロック的な要素を吹き込んでいる。「録音された音楽をステージに持ち込もうとするのとは正反対の試みです」とギタリストのエリアス・エルガースマは語る。「これらの曲は既にかなり長い間ライブで演奏していたので、このアルバムではスタジオでさらにこれらの曲のポテンシャルを引き出したいと思ったんです。」ザ・ホームシックは、ポップという括りの中にもきちんと収まる印象に満ちたアルバムを作り上げている。スコット・ウォーカーに敬意を表したアルバムタイトル「The Big Exercise」は、ウォーカーの伝記『Deep Shade of Blue』の一節から引用されたもので、決して例外ではない。ポップな響きとカコフォニックなフリンジを行き来することは、目指すべき価値のあることだ。