詳細： 2001年リリース。180グラム重量盤のダブルLP。インキュバスは、モダンロックシーンで独自の道を切り開こうとしている。『Morning View』の陰鬱で歯切れの良い音楽テーマからは、カリフォルニアのビーチハウスのリラックスした雰囲気の中で作曲・レコーディングされたとは到底想像できない。ドラマーのホセ・パシージャスは、ブレイクアウトシングル「Wish You Were Here」で、味わい深いパーカッシブな彩りを添えている。トリッピーなヴァースと重厚なストラミングによるコーラスは、インキュバスファンが期待する押し引きのダイナミクスを完璧に体現している。「11am」は、ネオ・イースタンのテイストと、マイク・パットンを彷彿とさせるフロントマン、ブランドン・ボイドのヴォーカルで、後悔と優柔不断さを表現している。「Float」は、アジアの伝統音楽から着想を得ており、バンドの恐れを知らない実験精神が垣間見える。 『Morning View』の最もエキセントリックなトラックは、巧みに作られた壮大な「Just a Phase」です。その風変わりな拍子の変化と冒険的なアレンジメントは、戦略的に配置されたターンテーブルのスクラッチ以上のものをインキュバスが提供できることを示しています。