偉大な武術家の陰には必ず師がいる。ドニー・イェン主演の『イップ・マン』は、詠春拳の達人で伝説のカンフー・スーパースター、ブルース・リーの師匠でもあるイップ・マンの生涯を描いた、受賞歴のある映画化作品。日中戦争中の中国・佛山を舞台に、イップ・マンは、かつて誇り高き男たちが貴重な米俵のために死闘を強いられた、悪名高き日本占領下の残虐行為を鮮やかに描き出す。勇気と謙虚さを体現し、その格闘技は中国全土で尊敬を集めるイップ・マンは、最前線に立つ。侵略してきた日本兵に自分の武術を教えることを拒否したイップ・マンは、国の名誉のために戦うことを余儀なくされ、日本最強の格闘家との殺すか殺されるかの決戦に挑むことになる。