ジャッキー・グリーン - ギビング・アップ・ザ・ゴースト (CD)
商品番号: 711574841424
詳細: 27歳になったジャッキー・グリーンにとって、『ギヴィング・アップ・ザ・ゴースト』は5枚目のアルバムとなり、彼自身は数十年も年上のミュージシャンよりも経験豊富だ。しかし、グレイトフル・デッドのフィル・レッシュ(グリーンは2007年のレッシュのツアーでギターを演奏した)、そしてギターとアコーディオンでサポートするデイヴ・ヒダルゴ(ロス・ロボス)など、豪華なサポートキャストが揃っている。アルバムは様々な音楽ジャンルを網羅しており、中でも最も力強いのは、グリーンが自称する「ディスコ・ゴスペル」ナンバー「ドント・レット・ザ・デビル・テイク・ユア・マインド」だ。この2つは、理論上は組み合わせると最悪に聞こえるかもしれないが、実際にはバーボンとミントのように、予想外に抗えない魅力を生み出す。「我々の中にセイレーンの呼び声から逃れられる男は一人もいない/誘惑は曲がった指のように/我々全員を呼んでいる」デビー・ハリーとロバート・ジョンソンを少し足したような、そして最高に素晴らしい要素が4分間にぎっしり詰まった曲だ。あ、デイヴ・ヒダルゴが顔が溶けそうなギターソロを繰り出し、この曲の素晴らしさをさらに高めている。「ボール・アンド・チェイン」では、グリーンはまるでミック・ジャガーが全盛期だった頃(もちろん、その「ゲーム」とは「往年のブルース・アーティストをパクること」だった)を彷彿とさせる。「プレイヤー・フォー・スパニッシュ・ハーレム」は、ファジーなギターとウィスパー・ヴォーカルのおかげで、シューゲイザーと呼べるほどだ。「アップヒル・マウンテン」では、グリーンはまたもジャンルを転換し、フォーク風のギターとハーモニカが奏でるミッドテンポの曲にたどり着く。アメリカのレジェンド、カシアス・クレイ、ジョン・ヘンリー、そしてブルース・ミュージシャンのビッグ・ジョー・ターナーを引用しながら、「全てに耐えるなら、堂々と立ち向かえ/もし転ぶなら、転んだ方がましだ」といった、何のアドバイスにもならない歌を歌っている。
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