詳細：熱烈なトランペット奏者ジム・ロトンディが、ブルースに染まったビバップ・アルト奏者のジェシー・デイヴィスと、ピアニストのデイヴィッド・ヘイゼルタイン、ベーシストのレイ・ドラモンド、ドラマーのジョー・ファーンズワースによるリズムセクションを擁する、燃えるようなクインテットを率いて、シャープ・ナイン2回目の公演に帰ってきた。セッションのハイライトは、ロトンディの力強いオリジナル2曲、「On y Va」（Let's Go）と「The Pleasure Dome」に加え、ヘイゼルタイン特有のアレンジによる「The Breeze and I」、そしてドナルド・バードによる滅多に聴けないブルース調の「Hush」だ。ロトンディはデイヴィスとヘイゼルタインから非常に力強いソロ演奏を聴かせられるが、この公演を特にハード・スウィングで観客を魅了する公演にしているのは、彼の卓越した技巧と華麗な構想力である。