詳細:実生活では複雑で時に好戦的な性格だったジョン・マーティンは、レコード上ではフォーク・ドリーマーの典型であり、60年代後半に急成長を遂げていたロンドンのアコースティック・シーンの精神を体現していました。70年代のアルバム「Solid Air」と「One World」でよく知られ、尊敬されていますが、ここからシーンは始まりました。1967年10月にリリースされた「London Conversation」は、クリス・ブラックウェルのアイランド・レコードと初めて契約した「ロック」アーティストによる初のアルバムでした。12曲中8曲をマーティンが書いたことから、ブラックウェルが彼の作品を高く評価していた理由が容易にわかります。「Rolling Home」の5分を超えるシタールのドローン音は、この先にある可能性を示していました。ジャケットには、首都の煙突の上に座り、アコースティックギターをかき鳴らす真摯なフォークシンガーの姿が捉えられています。すぐにマーティンはその一部となり、さらにその上にいたのです。この再発盤は高品質の180gビニールにプレスされています。