ファン・パブロ・トーレス - Algo Nuevo (アナログ盤)
商品番号: 7119691295718
詳細:ミスター・ボンゴ・キューバン・クラシックス・シリーズの次作は、1978年に発表された、偉大なるフアン・パブロ・トーレスの作品です。キューバの国営レーベル、アレイトからリリースされた『アルゴ・ヌエボ』は、トロンボーン奏者、バンドリーダー、アレンジャー、そしてプロデューサーでもあるフアン・パブロ・トーレスの独特なサウンドの広がりを体現しています。ジャズ・ファンクと伝統的なアフロ・キューバンのジャンルを、トリップ感あふれるシンセサイザーのタッチとダンスフロアのグルーヴで融合させた、まさにるつぼのようなアルバムです。
オープニング曲「Pan Caliente」は、力強いグルーヴとラテンパーカッション、熱狂的なホーンセクション、そして「ラララ」と唸りをあげるボーカルが融合した、熱狂的な祝祭のような曲です。ワイルドでコズミックなシンセラインが、現代のダンスフロアにしっくりと馴染む異次元の世界へと誘います。「Guajira 2001」は、キューバのダンスミュージック「グアヒーラ」の躍動感あふれるスタイルを、フアンが未来志向で解釈した作品と言えるでしょう。激しいボンゴ、コンガ、クラベスが、トランペット、トロンボーン、そしてアコースティックギターの響きと融合し、思わず体を揺らしたくなるようなサウンドです。
その他のハイライトとしては、クラベスを前面に押し出したキューバ風コズミックファンクのストラッター「Cacao」が挙げられます。スキャットのボーカルラインとパーカッシブなクライマックスは、1983年のジョージ・クランツによるエレクトロニック・ディスコ・アンセム「Din Daa Daa」を彷彿とさせます。また、「Elvira」では、アルバム収録曲の多くのサイケデリックなエッセンスがさらに際立っています。味わい深いパーカッシブなブレイクと燃えるようなキーが、トリッピーなボーカルと轟くシンセサイザーと融合する、深みのあるラテンサウンドです。
様々なアフロキューバンのジャンルとリズムを網羅し、心を揺さぶる宇宙的な影響が垣間見える、多彩なアルバム。ダンスフロアを沸かせる曲やダウンテンポのナンバーが満載の『Algo Nuevo』は、キューバ音楽の宝庫に新たな輝きを放つ逸品です。
詳細を見る